こんにちは。裏いちごです。
先日Switch移植されたオメガヴァンパイアをプレイして、BL熱が再発しています。
今回は2017年にピルスラッシュさんから発売された大人向けのBLゲーム「Paradise」の感想ブログになります。
BLは初心者ですので、見当違いや意味不明なことを言っていたらごめんなさい。
ネタバレについて
★未プレイの方も読めるようにネタバレ記事を隠しています。ゲーム購入の参考になれば嬉しいです。
★ネタバレ記事には愛情たっぷり言いたい放題ツッコミ多めになっています。苦手な方はご注意下さい\(^o^)/
Paradiseの簡単なあらすじ
しがないアルバイター主人公・アヅマは、地元商店街の福引で南の島へのリゾート旅行を引き当てる。
「もしかしたら旅行先で、可愛い女の子と出会っちゃったり……する可能性もあるもんな」
軽い気持ちで参加したツアーは野郎だらけの無人島6日間の旅だった。
若干落胆するアヅマだが、次第に見知らぬ男たちとも打ち解け合い(1名を除く)、無人島ライフをそれなりに楽しんでいた。
だが、そんな自由気ままな生活も長く続かず、徐々に雲行きが怪しくなり始め、やがて至上の楽園は最凶最虐のクローズド・サークルと化す。
アヅマの運命やいかにーー!?
公式サイトより
オープニングムービー
キャラクターのおすすめ攻略順
おすすめの攻略順が難しいのですが、2つのパターンで紹介します。
徐々に真相が分かりたい人は、
- マツダ
- ミツギ
- タカラ
徐々にメンタルを削られたい人は、
- ミツギ
- マツダ
- タカラ
の順番がおすすめです。
私はマツダからプレイしました。真相的にはよかったのですが最初でメンタルがゴリゴリにやられてしまいました(泣)
Paradiseのキャラ別感想
アヅマ CV:刺草ネトル
アホなイケメンの主人公のアヅマくんです。
▼ネタバレを読む
最初はちゃらそうな人だなって思っていたんですが、過去を知るとしんどすぎた。
マツダルートでもミツギルートでもアヅマが虐待にあっている感じの描写があったのですが、タカラルートでアヅマの過去の明らかになりました。
しかしやばい。
近年のニュースなんかで児童虐待で子供が亡くなったりしているけど、リアルもこんな感じなのかなって思うと本当に悲しくなりました。
二次元なのに苦しくて辛い。
ずっと守ってあげていた弟を自分の手で殺してしまったアヅマ。
共通BADでは、死ぬ時に少し嬉しそうでずっと苦しかったんだろうなって思いました。
闇が深いです。泣
マツダ CV:テトラポット登
頼りになるリーダータイプのマツダさんです。
27歳で営業の管理職をしています。
▼ネタバレを読む
あ〜、分かる分かる。
生まれながらにリーダーって感じですよねマツダさん。
責任重大な食糧管理の仕事も進んでやってくれます。
いや、正直自ら志願したから「もしかして何か企んでる…?」なんて思ってしまったんですが、フルコンしたからこそ分かるマツダさんの誠実さ。
マツダルートでは、怖さしか感じなかったのですが、他のルートでは優しくて「マツダさ〜ん」なんて弱っちい声を出しそうになりました\(^o^)/
マツダルートでは食糧問題が主な内容でした。
無人島に残された人たちが生き残るために必要なものは食べ物です。
マツダルートでは人があまり死なないですから、支給される食料も少ない。
アヅマくんもマツダのために必死で食料を探しに出かけます。
しかし食糧庫から缶詰がなくなり、マツダの様子が変わります。
自分の言うことを聞かない人が嫌いなんですよね。
だから食糧泥棒の犯人探しを決意し、キドさんが食糧庫に入ったところを見つけたときは、顔面をボコボコに殴っていました。
もうさ、この描写が怖くて怖くて。
アヅマはどうしていいのかわからずに、暴力シーンを見ているだけ。
でもこれアヅマが小さい頃に虐待されていたのを思い出していたのかもしれません。
暴力のトラウマもあってマツダを止めることができなかったのかな。
そして殴られすぎたキドさんが亡くなってしまいます。
死因が分からず、みんなはマツダが殴りすぎたからだと感じたかもしれません。
そこからマツダは「もーいいや」と本性を顕にします。
今まで配給制だった食料も歩合制にして、より資本主義な感じになり、他のメンバーからも非難轟々。
食料庫にベッドを持って、朝から晩まで管理しようとするマツダは独裁者そのものでした。
アヅマなんて殴られた上にレイプされちゃいますからね。
泣きながらログハウスに変えるアヅマが可哀想で可愛かった…( ;∀;)
しかもこの分岐でカメラマンのシマダさんルートがあるんですが、薬飲まされて写真いっぱい取られちゃいますからね。
アヅマ本当可哀想過ぎる…!
まあ、そんな感じで食糧がなくなってきて、タカラをきっかけに暴動が起こります。
この時のタカラが「腹が減った」とおかしくなっていたんですが、人肉を求める発作に少し似ているなって思いました。
マツダルートでは死体がそんなに出ていないから、タカラの食欲が満たされていなかったのかな…と思ったり。
最終的には、マツダとアヅマがミツギの作った船に勝手に乗って本土に帰るんですが、取り残されたミツギが可哀想だなって思ってしまった。
いや、でも見送り(?)に来たのがタカラだったからすでに他のみんなは死んでいる可能性も高いなと思ったり。
結局本土に帰ってもふたりとも殺されちゃうのかなって思うと胸が苦しくなりました。
しかし1人目にプレイするのはマツダはきつすぎた😂
他のルートのマツダはイケメン男前だから、ミツギの方からプレイしたほうがよかったのかな…と思ったり。
でもミツギのほうが確信に近い。これはもう好みの問題なのかなって思いました。
ミツギ CV:一条光
クールな一匹狼タイプの建築士のミツギさんです。
▼ネタバレを読む
第一印象は金髪ロン毛にスーツなんてチンピラみたいなんて思っていました。
フェリーの階段でぶつかって
「俺は半歩避けたんだから、お前が謝れよー」
と、アヅマが切れるところからスタートです。
なんという最悪な出会い\(^o^)/
それからというもの、アヅマはミツギが嫌いだし、ミツギっもアヅマが嫌いなんです。
川に落とされるし、居眠りしていたら、縄で縛られるし。
ドS発揮のミツギなんですが、アヅマが恩師と雰囲気が似ているのに、中身がぜんぜん似ていないから嫌いになったらしく。
そんな話をしながら徐々に打ち解けていく二人の関係がよかった。
そして身体の相性が抜群の二人。
早漏という言葉が何度出たかわかりません。
勇気を振り絞って一緒にお風呂に入ろうと誘ったアヅマに「入る」と即答したミツギが可愛かったし、殺人事件が起こった時に絶対にアヅマは犯人じゃないと信じていたミツギもよかった。
ていうかミツギが良かった!
本の解読と船の完成が着々と進んでいるところで、
「アヅマを助けたければ、本と船を燃やせ」
と脅迫文をもらうわけですよ。
船を燃やしたら本土に帰れない。
みんなが助かるには船が必要なのですが、それでもアヅマを助けたかったんです。
ううう。
もう一度いいます。
ミツギは何を犠牲にしても本土にアヅマを助けたかったんです!!!(大声)
うわー、やばいわー。
さっきまでマツダが恐ろしかったから、ミツギの優しさが胸にしみます。こんにゃろう。
その後、燃え盛るログハウスの中で出てくるタカラ。
やっべー!!!
黒幕感半端ねー!
その後、アルバイトの後輩君が救助の連絡をしてくれたみたいで、無事にヘリで本土に帰還できました。
強烈なバッドエンドでは、アヅマが途中で他の仲間達に殺人を繰り返すのですがミツギだけを信じていたアヅマがよかったし、自ら首を切ったアヅマを悲しそうに呼ぶミツギも辛かった。
ミツギはたった一人でどうやって島で生きていくんだろう。
ミツギのことだから、最後まで船造りを頑張るのかなって思いました。
あとホンゴウさんルートまじやばくてびっくりしましたw
まさかのキドさんが出てきて衝撃すぎた\(^o^)/
タカラ CV:湯町駆
▼ネタバレを読む
もし誰かにインタビューされたらこう話していると思います。
「友達だと思っていたんです。
まさか彼があんなことをするなんて…」
タカラ君ルートです。
彼は真相ルートでした。
なぜアヅマたちが無人島に集まったのか。
なぜ殺されたのか。
その謎が明らかになっていきます。
アヅマは自ら調査班として島を色々探し回ります。
(どうでもいいですが調査班といえば、リヴァイ兵長を思い出す私です)
途中で様子を見にタカラが来てくれるのですが、ミツギルートのあとですから、
うっわーきたよきたよ。
怪しさマックスだぞー\(^o^)/
って感じでした。
お墓を見つけたり、地下道を見つけたりと収穫があったんですが、となりでニコニコ笑うタカラを見るとなんとも言えない気持ちに。
そして二人で島の反対側まで行こうとしている時に、タカラは、自分は人肉を好んで食べるということを暴露します。
普通ドン引きしますよね。
でもタカラは人の肉を食べたいぐらい飢えることはあるよなって全然気にしていない様子。
その姿を見てほだされたタカラは、宝物を見つけたらこの島からみんな助けてあげると言います。
一生懸命宝探しをするアヅマ。
タカラと一緒に来た墓地で「アヅマ 〜」と書かれた短剣を発見します。
それが真相を知るための宝物だったんです。
本土に帰ると、マツダとミツギの3人で真相を探し始めます。
- 無人島は罪人が島流しされてたどり着く島だった。
- 食べ物がない島で強者が人肉を食らうようになった。
- 人肉を食べ続けていたせいで発作が起こるようになった。
- 今回の参加者は先住民を殺した子孫だった。
- もともと全員皆殺しする予定で無人島ツアーに呼ばれた。
- タカラは食人の末裔でアヅマの担当だった。
と、無人島ツアーはすべて仕組まれた内容で、無人島殺人ツアーのものだったのです。
参加者たちに両親がいないのは、タカラ一族がすでに葬っていたからなのでしょう。
アヅマの過去の罪も全て知っていて、アヅマの両親を事故に合わせたのもタカラでした。
でもある意味、両親の虐待から助けてくれたといっても過言ではないのかなって思ったり。
最後はタカラを人質にとって、4人で海外逃亡することに。
タカラもタカラで人が食べたくなる発作が出てくるし、生まれたときから殺人を犯すことが決まっているし、すごく辛かったんだろうなって思いました。
いや、でもサイコっぽい気もするが。。
バッドエンドでは、タカラの家に閉じ込めたアヅマにひどいことをしまくっていて見ているだけで痛いし苦しかったです。
全体的な感想
どちゃくそ怖かったです〜\(^o^)/
私、BL初心者なんですよ。これ初心者向けじゃないですよね?
ゲームは寝る前にプレイしているんですが、真っ暗な中でプレイしていると怖いんですよ。怖いけどやめられない。やめられないから寝不足。毎日がそんな感じでした。
シナリオはしっかり作り込まれていますが攻略キャラが少ないので、3日でフルコンできました。
この作品は、サスペンス?ミステリー?ホラー?全てを兼ね備えた作品だと思いました。
そして結構グロい。これ三次元の作品だったら最後までプレイできていないと思います・・。
▼ネタバレを読む
最初プレイしたときは、BGMから怖いのが漂っているし、一癖も二癖もありそうな人たちばっかりだし、オアシスだと思っていたタカラはちょこちょこおかしいし、頼りになるマツダさんは豹変しちゃうし、ミツギさんは早漏だし(おい)、ものすごく精神をすり減らしました。
この前にプレイしたゲームがコメディ系だったので更に温度差がすごかった。
ほとんど前情報なしでプレイしたので、更に怖さがマックスでした〜!
Paradiseの総合評価
ということでParadiseの評価です。
総合 ★★★★☆
シナリオ ★★★★★
イラスト ★★★★☆
キャラ ★★★★☆
エロ ★★★★☆
音楽 ★★★★★
システム ★★★★☆
シナリオ
- とても作り込まれていました。
- 小説を読んでいるような感覚でプレイしました。
- 1人あたりのボリュームは結構あるのですが続きが気になってぐんぐん進めてしまいます。
- 深夜に一人でプレイするのは怖いのですが、家族と一緒にできるゲームでもない。犬を抱きしめながらプレイしました。
- ボリュームは全部で20〜25時間ぐらいでしょうか。
- 1人目が10時間、2人目移行が4〜5時間ぐらいでした。
イラスト
- スチルは1人あたり10枚ぐらい。
- 全部キレイでした。
- 結構残虐なスチルもあるので苦手な方は注意が必要です。
キャラ
- キャラは個性豊かで面白いです。
- サブキャラもなかなかいいキャラしています。
- BADで輝くキャラもいるのでぜひ回収してください。
エロ
- 1人あたり大体4回ぐらいです。
- 結構濃厚です。演技もすごい。
- ハードな内容もあったので地雷な人もいるかも。
音楽
- 音楽がめちゃくちゃいい味出してます。
- シンプルな音楽が世界観にマッチしていて怖さ10倍です。
- 普通の幸せそうなシーンでもビクビクしてました。
システム
- スキップはサクサク進みます。快適です。
- EASYモードでは選択肢の横にアイコンが出るので確実にベストに行ける仕組みになっています。
- ジャンプもありますが少し時間がかかるかなと思いました。
製品情報
Paradise
タイトル:Paradise(パラダイス)
メーカー:PIL/SLASH
ジャンル:18禁BLゲーム
原画:ことみようじ
シナリオ:休養沢ライチ(LOVE&DESTROY)
CAST:刺草ネトル / 一条光 / テトラポット登 / 湯町駆 / 機知通 / 紫乃森響ほか
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