こんばんは。いちごです。今回はトリック・オア・アリスというゲームをやりました。そうです。いつものようにR18のPCゲームです。乙女ゲーム業界で有名な「ひよ」さんの企画・シナリオのゲームです。ひよさんと言えば、前回ご紹介した「赤ずきんと迷いの森」もそうでした。
独特な世界観で、必ずといっていいほど病んでる登場人物が出てくる「ひよ」さんの企画ゲーム(といってもひよさんのゲームまだ3本しかやっていないのですが)。早速ご紹介したいと思います。R18ゲームなので18歳未満の方はご注意ください。
ネタバレについて
★未プレイの方も読めるようにネタバレ記事を隠しています。ゲーム購入の参考になれば嬉しいです。
★ネタバレ記事には愛情たっぷり言いたい放題ツッコミ多めになっています(たまにスチルバレあり)。苦手な方はご注意下さい\(^o^)/
トリック・オア・アリスのネタバレ感想
オープニングが最高のトリック・オア・アリス。見ているだけでワクワクどきどきします。やっぱりゲームってOP大切ですよね。OPの中で聞こえる声優さんの声からして病んでいる感じが伝わってきます(笑)
そんなところも最高です。
トリック・オア・アリスのあらすじ
水無瀬亜理紗は誕生日の前夜に、兄の静久から誕生日を二人きりで祝わないかと持ち掛けられる。 2人で小さなケーキを前に誕生日を祝おうとしていたところ、亜理紗は足元が抜ける感覚に襲われる。 亜理紗は不思議の国に落ちてしまい、その奇妙な光景と知り合いそっくりの住人達に戸惑いを覚えていたところ、不思議の国の住民の一人であるアリスに間違えられる。 アリスがいなくなった不思議の国では、同じ日が延々と繰り返されていたのだ。 亜理紗はアリスとして不思議の国にとどまるか、それとも現代へ戻るのかという選択を迫られる。
〜Wikipediaより抜粋しました〜
オススメの攻略順
ちなみに私の攻略順は、
- ライト
- シャドウ
- ラウンド
- チェシャ
- 黒うさぎ
の順番でした。この順番で良かったです。
ライト・上条朝露 の感想
えー。トップバッターはライト君です。双子&ラウンドから攻略したほうがいいという情報を入手していたので、まずは双子から。第一印象で好みだったライト君の方から攻略してみます。
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ライト君ですが、誰よりも安心感があります。最初は何か知らんけどいきなりアリスのこと嫌ってる?と、印象があまりよくなかったんですが(でもツンデレ部隊なのかと思ってそこに萌えようと思っていたw)、実はとっても誠実な青年だったんですね。
ライトの心の変化というか態度の変化、アリスとの接し方の変化がすごく丁寧に描かれていて、とってもドキドキしました。シャドウに隠れてキスする場面とか。もう。たまらん。キュンキュンでしたーーー////
「優しくする」とか言いながら、アリスを抱く姿は「ほええええええぇぇー♡」って叫びたくなりましたね。ああ、キュンとした。
けどシャドウの足を舐めるシーンはちょっとドン引きしちゃいました。せめてアリスに見えないように気を使ってほしかった。「アリス、俺の情けない姿は見せたくないから目をつぶっていてくれ」とか、そういう言葉があると尚良かったです。すみません。妄想です。
でも、総合してよかった。ライト。よかったよ。かっこよかった。クールな人が見せるデレって本当に萌えますなー♡♡
シャドウ・上条遠夜 の感想
最初は、ニコニコしているシャドウとムスッとしているライト。
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名前逆なんじゃない?と疑問に思ったのですが、逆じゃないですね。正解です。もう。シャドウ君、びっくりするぐらい病んでます!
病んでます!病んでます!!病んでます!!!
最初はムードメーカー的な存在だったんですが、物語が勧めば進むほど、闇っぷりが明らかになってきます。
ジャックが処刑されたときの「面白かった」とか。もうドン引きっす。一体何が彼をそうさせてしまったのだ。
ライトで胸がキュンキュンしていたのに、一気に奈落の底に落とされたような。
シャドウの歪んだ愛情は、隠すことなくビシバシとアリスに直撃します。嫉妬深さも天下一品。話すだけで怒られてしまいます。
あれ?このキャラどっかで見たことあるような…。あ、あああ、ああああ、あああ、
赤ずきんと迷いの森のきつねくんだ!
※詳細は「赤ずきんと迷いの森 全キャラのネタバレ感想」をご覧ください。
これぞ「ひよ」さんのキャラクターという感じなのでしょうか。基本的に病んでいるキャラクターがいますね。
でも、それだけアリスのことが好きだったと思えば可愛いのでしょうか。ライトにアリスを取られたくないと固執していたようですし。うんうん。
「嫉妬深くて…自分勝手で…我儘で…」
と、自分を卑下するシャドウ君。
わかってるんやったら直さんかーい!!
私からは以上です。
【追記】なんて色々書いているんですが、今ではヤンデレも美味しくいただけるようになりました。成長ってすごい。
ラウンド・如月蓮 の感想
そしてお次は、ねずみくんのラウンドです。
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不思議の国では3時間しか起きていられない不憫な子なんです。しかしよく寝るだけあってか、おおらかな性格で、このゲームの癒し系キャラとも言えます。
犬っころみたいにアリスに懐いているラウンド。アリス大好きオーラがたっぷりだけど、情事の時は意外と強引にアリスに迫ります。
ただし、ムードはない!!!
唯一クロノの味方であるラウンド。ラウンドルートでは、クロノが幸せそうなエンドが見られてよかったです。
皆の幸せを考えれられる優しいネズミさんだったんですね。
キャラクターの中では、一番アリスに好き好きオーラを出している分かりやすいキャラクターでした(いや、さっきまでシャドウをやっていたから分かりやすいと思ったのかな)。
ラウンドは正直者だと言われていたのですが、正直というか我儘?
「僕と一緒にいるときは寝ないで」
と言っている姿を見て、あ、私この子と付き合えないわ…と思ってしまった。
寝ているときに微笑みながら優しく手を握ってくれるような人がいいんだー!
チェシャ・黒谷南緒 の感想
彼といえば、現代世界で女の子にキャーキャー言われているのが印象的でした。
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いったいこれからどんなモテエピソードがあるのかワクワクしていたのですが、キャーキャー言われるだけでその他大勢の女子との絡みはありませんでしたね。アリスとその他大勢の女子のバトルとか見てみたかったw
そんなチェシャさん、アリスをよくからかいます。楽しいことが大好きで本心を出さない不思議系キャラといった感じでしょうか。
危うい性格だけど、オトナの落ち着きがあるので、安心してプレイできました。やっぱり安心感って大事ですよね。
アリスと両思いになったらものすごく甘々になります。
「自分みたいな脇役がアリスと愛し合ってはいけない」
的なセリフが切なくなりました。
他の脇役(ライト・シャドウ・ラウンド)は、アリスとやりまくってるがなー!!!
って大声で叫びたくなりましたね。安心してチェシャ。大丈夫だから。
あと、不思議の国のバッドエンドのアリスの狂気っぷりがやばかったです。アリスちゃん、落ち着け。って言いたくなったね。それだけチェシャには魅力たっぷりだったのかしら。
そして、チェシャルートでようやく黒うさぎの本心が見えてきます。きゃーきゃー。
今まで他のキャラがアリスと恋仲になっても、黒うさぎくんは結構応援していたのに(特にライトとラウンドは好意的だった)。
学園編のバッドエンドの黒うさぎの壊れっぷりがやばいです。
確かにチェシャは不誠実なところもあるかもしれないけど、そんなに嫌う必要があったのかしら。アリスをからかっていたのはチェシャだから、不思議の国から逃げ出したいとアリスが思ったのは元凶はチェシャだと思っていたのかな?うーん。ここらへん、なぜ黒うさぎはチェシャをこんなに嫌っていたのかを深く知りたかったです。
ということで、ようやく黒うさぎです。
黒うさぎ・水無瀬静久 の感想
ずっと「アリスが欲しかった」と言い続けていた黒うさぎ君です。謎解きルートでもあります。
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他のキャラクターの学園とふしぎの国のハッピーエンドがクリアできたら攻略できるようになります。
どのキャラクターを攻略していても黒うさぎの思いが出てくるから、早くプレイしたくてウズウズしていました。
初めて黒うさぎがアリスにキスをする場面では、感動しました。
「黒うさぎ、よかったねーーー(涙)」
と、熱いエールを送りたくなりました。
不思議の国のハッピーエンドの方では、アリスちゃんが女王様になって処刑しまくっているんですが、これってハッピーエンドなの?と疑問になりました。
でも、黒うさぎは幸せそうだったからいいのか。やはり不思議の国は、アリスにとっては女王を殺してしまうぐらい苦痛の世界だったから、皆で幸せにっていうのは難しかったのでしょうか。うーん。
しかし、真摯にアリスに服従する黒うさぎの姿は、もう感服です。頑張れ黒うさぎ!最後にアリスに殺されないようにな!←
そして、真のハッピーエンドは学園の方でした。そりゃあもう皆で幸せ。ハッピーハッピー!って感じの終わり方でした。
お兄ちゃんであった静久は、幼なじみで婚約者という都合の良い設定になっておりました。どうやらアリスが設定したようです。
いつも従順な黒うさぎは、学園世界では夜の営みのときだけ意地悪になるみたいですね。そこまで違いを感じなかったですが(爆)、そういうの良いと思います!もっと全面に出したらもっと良いと思います!
ずっと辛そうなうさぎが幸せになれてよかった。本当によかった。
やはりチェシャルートで黒うさぎの悲痛な思いを見ていたから、こんなに黒うさぎに愛着が湧いてしまったのでしょう。
あと、クロノは嫌いじゃないけど、ヒステリックすぎるから皆と過ごして少しでも心の傷が癒えたらいいなと思いました。タイムは可愛かった。
トリック・オア・アリスの全体感想
ということで、トリック・オア・アリス。面白かったです。こういった童話を題材にした乙女ゲームって面白いですよね。以前プレイした「赤ずきんと迷いの森」もかなり楽しめました。さすがひよさんといった感じです。
このゲームは学園と不思議の国とそれぞれのキャラで2つの世界でのエンディングを楽しむことができます。それぞれのバッドエンドもハッピーエンドもあるので、結構なボリュームです。
イラストがロリっぽい感じで「あ、苦手かも?」と思っていたんですが、やっているうちに気にならなくなりました。むしろ、アリスの洋服のレースがしっかり描き込まれていて、こだわりを感じました。スチルがとっても綺麗で見入ってしまいました。本当美しかった。ただ若干デッサンの乱れがあるものがありました。が、私はそこまで気にならなかったです。気になる人は気になるかも。
攻略する上で、声優さんは違うけど同じセリフを何度も聞いたり、スキップできない同じセリフがあったりして、少し飽きを感じてしまいました(すみません。せっかちなんです;)あと、共通ルートが少し長く感じました。
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シーンの使い回しが多くて少しゲンナリしました。行為シーンも同じ流れで行われるので、ああここでやるんでしょ?みたいな感じで先が読めてしまうのも残念でした!ストーリーはすごくよく考えられているので、かなりもったいないなと思いました。
アリスの重要人物である黒うさぎはなかなか攻略できないんですが、最後にどどーんと黒うさぎが攻略できてよかったです。あと重要キャラのクロノが攻略できなかったので、驚きました。何度も何度もクロノの不器用な姿を見ていたので、愛着がわいていたので、攻略対象としていればよかったなと。。。でもクロノがいなくても十分楽しめました^^b
トリック・オア・アリスの総合評価
ということで「トリック・オア・アリス」の評価です。
総合 ★★★★☆(4)
エロ ★★★★★
シナリオ ★★★☆☆
スチル ★★★★★
キャラ ★★★★☆
音楽 ★★★★☆
システム ★★★☆☆
第一印象では苦手なイラストかと思ったんですが、スチルがとても美しかったです。レースや小物など細かいところまで描き込まれていて、可愛いアリスの世界が出ていました。スチルの枚数不足を感じることもなく満足いくものでした。
エロもたっぷりでした。けっこうパターン的なものも多かったですが、まあ、よかったです。ただスチルのデッサン崩れがあるものがあったので、気になる方は気になるかも。
キャラは良かったのですが、いまいちハマるキャラがいなかったので、★4とさせていただきました。キャラが可愛い感じが多いからか、めちゃくちゃ好き♡というよりは、可愛いなーこの子達は。みたいなちょっと大人目線で見てしまうんですね。ロリ系のキャラが多いせいかしら。あとDTっぽい方が多かったですよねw勘違いだったらすみません。
音楽はOPはとても良かったのですが、BGMは可もなく不可もなくといったところで★4とさせていただきました。
最後まで読んでくれてありがとうございました。_(_^_)_。
トリック・オア・アリスが楽しかった方は、ひよさんが企画・シナリオされた赤ずきんと迷いの森もオススメです。
トリック・オア・アリス 詳細
◆発売日:2012年8月4日
◆価格:7,140円(税込)
◆ジャンル:ADV(R-18)
◆原画:ななやことえ 企画・シナリオ ひよ
◆キャスト:一色ヒカル、皇帝、柏木誉、野次馬根性、三酉、ほうでん亭ガツ、茶谷やすら、紀之、篠崎双葉
<Windows向けスペック>
OS XP/VistaSP2(32bit,64bit)/7(32bit,64bit)
CPU 2.33GHz以上のx86互換プロセッサ(ネットブックではIntel Atom 1.6GHz以上のプロセッサ)
メモリー 512MB以上のRAM(1GB以上を推奨)
<Mac向けスペック>
OS Mac OSX v10.6以降
CPU Intel Core(TM)Duo以上のプロセッサ
メモリー 512MB以上のRAM(1GB以上を推奨)
[Windows/Mac共通]
DVDドライブ DVD-ROMを読み取り可能な光学ドライブ
ディスプレイ 800×600pixelでフルカラー表示が可能な環境
サウンド WAVEファイルが再生可能な環境]]>